Dream Project for 2016 - 2020
「リオと東京が繋ぐ、奥深い日本文化の世界への発信」
リオ・ジャパンハウスでの国宝・縄文火焔型土器展示と
東京2020聖火台を縄文火焔土器紋様で飾ることの提唱
日本列島文化の原点とも云える縄文文化。燃え上がるような古代の芸術品が日本一雪の深い地中からほぼ形を変えることなく、多数出土される新潟県十日町市・津南町。今は、世界最大規模の現代アート野外美術館(妻有大地の芸術の里)でもあります。そこには、現代と太古の文化・芸術が何気なく暮らしの中に生きています。ロマンと奥深い日本が、そこにはあります。
2015年に日本ブラジル(日伯)友好通商条約締結120周年を迎えました。2016年はブラジル「リオデジャネイロ五輪(リオ2016)」そして2020年東京五輪に続くこの期間は新たな日伯交流を築くまたとない機会です。同時に両国が手を携えて世界に発信する機会でもあります。日本にとっては、世界の統治秩序に変容兆候がある中で、新たな存在感を構築することが求められます。存在感構築の根幹をなすものは国際的な尊敬と信頼です。深い歴史や文化への認識の積み重ねはその構築の一翼を為します。ブラジルはこの構築のためにも大切なパートナーと云えます。
約5000年前の古代日本に、極めて芸術性の高い縄文火焔型土器と、それらを日常化した高い文化が存在したことは世界での認識は非常に低いです。一般的に日本文化として世界で知られているのは、神社仏閣、歌舞伎、茶道、伊万里、浮世絵等などではないでしょうか。約2万年前からの縄文時代と5000年前に出現した物語性の高い縄文火焔型土器と文化は、奥深く特徴ある日本を世界に知らせしめる価値を十分に備えています。これら価値を世界に発信する又と無い機会と捉えて、以下に提唱します。
ブラジル 「リオ五輪」に関して:
国宝縄文火焔型土器(レプリカ)をジャパンハウス・メインホールで展示
東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会(東京五輪組織委員会)がリオに主管設営するジャパンハウスでの文化五輪にて、東京五輪と繋げて奥深い日本文化の世界への発信と認識を高めます。
PDFファイル
・Dream Project for 2016-2020の詳細
・駐日ブラジル大使 十日町訪問(妻有新聞掲載記事)
・大英博物館と火焔型土器(日経新聞掲載記事)